2017年08月02日
国会議員の資質ってなんだろう?
国会議員の資質ってなんでしょう?・・・
という素朴な疑問を持ちました。
私は映画作品と映画監督の関係性と同様に観る傾向があります。
それは、監督の思想信条と作品の評価は同一ではないこと。つまり左翼思想を喧伝していても、自国愛に満ちた作品は作品として評価します。その観点からすると、議員の不倫問題などは、すべからく当事者間の個人的問題であって、偏向メディアのスキャンダル騒ぎは言うまでもなく、私たち一般人がその良し悪しをどうこういうレベルではありません。
また、FB等のSNS全般でも散見される、誹謗中傷のごとき他人への下半身批判は、読むに堪えません。
書き込んでいる当事者は、余程の聖人君子かと思われる上から目線で書かれていますが、ご自身の聖人君子ぶりを、まずはご自身のタイムラインでご紹介してから批判すべきではないでしょうか。もちろんそんな一面ばかりで評価すべきものではありませんが、側面として人徳面での過大(又は過小)評価と認識することも大切なのだと思います。
閑話休題・・・
一般的に謂われていますのは、マックス・ウェーバーは著書の中で、政治家に必要な重要な資質は、「情熱」「責任感」「判断力」の3つであると記しています。その中で最大の敵は「虚栄心」としています。
以下私なりの解釈であります。
「情熱」には愛国心が含まれます。当たり前ですね。政策立案に際してどこの国の為かを考慮しない国会議員など存在意義はありません。某国支援団体の為になどと公言する人物は被選挙権があったとしてもその資質は無い!と断言できます。
「責任感」では、立案した政策を何故必要なのか、誰のために必要なのか、どういう手段を講じるのかを国民に説明できる職責という責任をおっている自覚を持っていることです。
「判断力」は、諸問題について何が問題で、どうしたら解決できるのか、どうしたらよりよい状態にできるのかということを考え、解決方法、政策を考える物事や人に対して、客観的に、かつ冷静に対処できる判断力が要求されると思います。
「虚栄心」は言うまでもありません。国会議員になったという“職業意識”はまずもって無くしてほしいところであります。給与・余多の特別待遇を受けた特別職!ではないのです。
以上の通りですが、私なりに加えたいのは「交渉力」も重要な要素の一つだと思います。
国会議員は、諸外国との折衝・交渉も重要な職務の一つです。日本国民の代表として、国益を守り、国際社会での日本の立場を考えながら交渉にあたらなければならないですし、国内では、党内や多種多様な陳情・支援者の要望などを聴く耳をもたなければならないのです。
以上の通り要求される資質は、全て前向きな観点ばかりですが、国会議員も企業経営者と同様に裏表あり、腹黒い面も要求されます。その上で・・・
心底に「情熱」と「責任感」をもって素早く的確な「判断力」を魅せ、「虚栄心」を捨てて「交渉力」を発揮する方が、国会議員としての資質があると思料いたします。