驚くべきことに、日本は憲法9条があるのが故に、戦後から現在に至るまで平和であったのだから・・・
という記述が小学生(高学年)の文章に見られたこと。
大人の思想・信条を加味してはいけない。国の歴史とは、時系列におかれた事実を教えていくことが教育であるからである。
日本国憲法9条があるが故に、敵国が侵攻してこなかったのではない。
米国における核の傘による庇護と、自国における外交努力によるものではなかったのか。
戦中・戦後もそうだが、当事者達の努力(結果的に誤っていたとしても)に感謝と尊崇の念を持たず、正確な歴史情報を共有できないようでは、自ずと国と国民は消滅の憂き目にあうは、現代における紛争地域をみても明らかである。
教育は実に大切である。世界中の国における歴史を、出来るだけ正確に客観的な事実に基づいて学び、教えていかねばならない。
それこそが、世界平和への1歩ではないのか。